バレンタインチョコを渡すタイミングを失敗、私の切ない思い出

私は、高校生の頃、バレンタインには苦い思い出があります。
それは、とっても仲の良かった男子がいたのですが、私は彼にほのかな恋心を抱いていました。

初めから好きだったというわけではないのですが、同じクラスでふとしたきっかけで仲良くなり、仲が深まるにつれて自然と好きになっていました。

バレンタイン私の切ない思い出当時その彼にも付き合っている人はいませんでしたし、誰か好きな人がいるといった噂も聞いたことがありませんでした。

そのため、どこかで「もしかしたら私にも付き合うチャンスがあるのではないか」といった淡い期待もありました。

私の気持ちを伝えたいと思いバレンタインデーに告白することにしたのです。

バレンタイン当日 今しかないと思ったのに?!

友達と入念に何度も打ち合わせをして帰り道に待ち伏せすることにしました。

彼が一人になる場所を予想してそこで待っていたのです。
ところがバレンタインデーの当日に限って一人ではありませんでした。

いつもなら一緒に帰ることのないクラスメイトと一緒だったのです。

しかし今日しかないと思っていたので、思い切って彼にチョコを渡しました。

一緒に居たクラスメイトには、「このことは絶対に秘密にしてね」と何度も念を押して伝えました。
しかし男子の口も当てになりません。

翌日には全員に知れ渡ってしまっていたのです。
私も彼も皆からからかわれ、それによって気まずくなってしまいました。

返事を聞くことすらできませんでした。

後から思うとその時は、私自身がとても焦っていてもう少し冷静にタイミングを見極めていればと、後悔しました。

今となっては良い教訓ですが、もっと慎重に告白していたら成功していたのかなと思うとなんだかせつなくなります。