バレンタインの由来と意味

バレンタインの由来は、もともと西暦1207年2月14日にローマ帝国の皇帝クラディウスの迫害を受けて処刑されたキリスト教の司祭・聖ヴァレンティヌスを祭る日として今日に伝わっています。

なぜ聖ヴァレンティヌスがローマ皇帝クラディウスから迫害を受けていたのかというと、士気低下の恐れからローマ兵士の結婚を禁じた皇帝に反抗したため怒りをかってしまい処刑されたといわれています。

その後、現在に至るまで2月14日の「聖バタインデー」はキリスト教徒にとっても男女の愛を再確認する祝祭日として、世界中で恋人たちの日とされているのです。
バレンタインを楽しもう

日本式バレンタインデーは日本独自の解釈で発展

一方、日本では独自の解釈によって発展し、現在でも日本の行事の一つとして定着しました。

もとは1936年2月12日にモロゾフがジャパン・アドバイザー紙(英字新聞)の掲載広告で「バレンタインデーにはチョコレート」といった販促戦略を行い、メリーや森永が後に続いて、ついには日本チョコレート・ココア協会によって2月14日を「チョコレートの日」に制定されたという話です。

その後1970年代後半より現在に至るまで定着している贈答習慣になったわけです。

図式的にはなぜか「女性が男性に対して愛を告白(または日頃の感謝を述べる)+チョコレート」が一般的なバレンタインスタイルですが、海外は男女問わずプレゼントは贈り合いますが男性のほうが女性に贈る傾向にあります。

プレゼントはもちろんチョコレートに限らず、定番は花とカードが多いようです。

チョコレートを贈る相手も本命・義理・友・自分などと分けられているのも日本独自です。

日本ではチョコレートに込める愛情の質や値段も相手によって細かく分けられています。

まず、愛の告白以上に大切なのが本命チョコ選びです。

毎年厳しいリサーチによって選び抜いた高級ショコラまたは手作りチョコによって、伝えたい愛をより強固なものとするためのツールとして欠かせない存在となっています。

次に義理チョコでは日頃お世話になっている人間関係をより円滑にするための寒中見舞い的な役割として担っています。

友チョコは話題が弾んで互いに楽しめるようなチョコや食べたがっていたチョコなどを贈ることで改めて友情を育みながら喜び合えるのがポイントです。

最後に自分チョコは自分へのご褒美を言い訳に心置きなく高級チョコを気軽に食べられるという点で、自分にも嬉しい日になるのが日本のバレンタインデーの魅力です。
Happy バレンタイン